メルマガ第10号 「不眠」について
2013.7.16
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いつもお世話になっております。今回のメルマガは、料治が担当させていただきます。いよいよ夏本番ですが、暑さをのりきる準備は万全ですか。7月は、眠れない日が続いて、疲れがとれないという方が増えるようです。そこで今回は、「不眠」についてです。■□眠りの意味□■人間が眠る主な目的は、「脳の休息」と考えられていますが、夢を見ているときの脳は活発に活動しており、「脳の休息」だけが眠りの目的ではありません。このほかにも、「体の休息」「成長ホルモンの放出」「新陳代謝の促進」「記憶の再構成」「免疫の強化」「ストレスの除去」などがあるようですが、まだ十分に解明されていないこともたくさんあります。よく、「寝る子は育つ」とか「夜更かしは美容に悪い」と言いますが、下垂体前葉から分泌される成長ホルモンの放出量は、睡眠中に多くなるため、本当に子供の成長や肌の新陳代謝は、眠っている間に促進すると考えられています。■□眠れないのはなぜ□■―刺激物―眠りを妨げる刺激物で、一番思い当たりそうなのは、緑茶、紅茶、コーヒー、コーラの飲みすぎでしょう。特に、ふだんあまり飲む習慣がない場合は、なおさらです。また、料理やお菓子のなかに、これらが含まれている場合は、案外見落としがちですが「宇治金時」「紅茶クッキー」「コーヒーゼリー」など、いろいろあります。うっかり食べすぎると不眠の原因になります。ちなみに、一部の「栄養ドリンク剤」にもカフェインが含まれているものがありますのでご注意を。また、夜更けに映画やゲームで脳を刺激しすぎるのも、十分な睡眠には良くありません。―心配事―心配事があると、なかなか寝付けませんが、こればかりはどうしようもありません。体温はある程度コントロールできますが、心のコントロールは難しいですね。せめて、睡眠前はハーブティーなど飲んで、ゆったり過ごし脳を休ませるよう心掛けましょう。ほかにも、体温が高すぎると目が冴えて眠れないこともあるようです。睡眠は、人間が生きていくうえで欠かせないものの一つです。質の高い睡眠をとって、生き生きとした毎日を送りましょう。